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大切な方たちへ

今回の出来事を受けて、結婚式当日に向けて、たくさんのご心配のお声を頂いている中で、

何を発信すべきなのか少し立ち止まっていました。

 

日々変化していく情勢から、ご案内させて頂いているおふたりはもちろんSNSなどを見てもたくさんの花嫁さんたちの不安や戸惑いの声。

感染がまだ出ていない鳥取でも、決して他人ごとではありません。

 

それぞれのおふたりに結婚式を挙げるそれぞれの理由があり、その理由によっては、日程がとても意味を持つことも。

そして、決断に伴う悩み。

 

ご相談を受けながら、

現場の想いと運営の立場から会場として、先行きが不透明な今の状況に、おふたりはもちろん、そこに関わる会場スタッフ、一緒に結婚式を創っていくパートナーさんたちがなるべく安心して進めるように、どう選択して行くのが最善なのか。

結婚式に長く携わって来て、大抵のことは指針があると思っていましたが、状況を理解し頭では判断が出来ていても、そこにまつわる色々な状況に何が一番正解なのかこんなにも悩んだことは初めてです。

 

結婚式に一番近い私たちが判断に戸惑ってしまうくらいだから、結婚式を挙げられるおふたりはそれ以上に大変だろうと思うと心が痛みます。

 

そんな中、4月に挙式予定だったある花嫁さんから届いた一通のメール。

 

『延期を決断した日は、とても悲しい気持ちで、2人で落ち込んでいました。でも、家族や友人に、延期の連絡をした際に、みんなが励ましの言葉をくださり、改めてたくさんの人に支えられていることを実感した日でもありました。だからこそ結婚式を通して、みんなに感謝を伝えたい!絶対結婚式を開催したい!と思いました。スタッフの皆さんも、とても大変な状況にも関わらず、今回この様な対応を取って頂き、本当にありがとうございます。どうか皆さんも、元気でお過ごし下さい。
そしてしばらくの間、会えないのは非常に淋しいですが、また会える日を楽しみにしています』

何だか胸が熱くなりました。

結婚式を挙げる事に、後ろ向きになってしまうこの状況で、こんな想いが聞けたこと。

迷いが少しずつ晴れやっぱり大切なことはここなんだと思える瞬間でした。

 

おふたりに関わる現場のプランナー、スタッフは近くでお手伝いさせて頂いているからこそ、おふたりが当日を迎えるために、心を込めて準備されてきたことを知っています。

予想もしなかったこの状況に、行き場のない想いを抱えながら葛藤しそれでも、自分たちのこと以上にゲストの方たちを大切に想われていることも。

 

私たちプランナー、スタッフも現状、そしてこの先に不安がないと言ったら嘘になってしまうけれど、結婚式がどれだけ幸せで特別なものか知っている立場だからこそ、おふたりの決断に寄り添って、この先に訪れるであろうその幸せな一日を信じて、その時、その時できることに向き合ってとにかく心を込めてやって行くことが今できる最善のことだと改めて感じました。

 

そして、未来の花嫁さんたちの気持ちが少しでも前を向けるお手伝いができるように、想いを伝えながら行動していこうと思っています。

とても長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。

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追伸

パートナー企業の皆様、お互い本当に大変な状況にも関わらず、やっぱりおふたりに当日を笑顔で迎えて頂きたいと一緒の方向を向いて下さっていますこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この場をお借りして改めてお礼をお伝えさせて頂きます。

そして、一日も早く一緒に素敵な一日をお手伝いできることを願っています。

アウトゥトゥプラマ  

 

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